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女神Mind&Bodyメソッド
【アドラー心理学×性×スピリチュアル(男性性・女性性)】

今までの学び、気づき、体験の集大成として創造したミキのオリジナルプログラム。

『頭』『心と身体』『魂』三位一体にバランスよくアプローチをし
「つながり」「体感」を大事にしながら、あなたのホントウをひらきます。


人が人を裁くって。~法服が黒な理由~


こんにちは


みき です。



先日、


被害者って何だ?誰だ??


このブログを書いた後

ふと思い出したことがあったので

それを今日は綴りますね。



***



私は、裁判員裁判に裁判員として参加させていただいたことがあります。


その通知が来た時、

「マジかーー!私がーー?」ってドキドキして

「絶対、やりたい!」って思いました。


好奇心旺盛の私、こんな貴重な経験はなかなかできない!と鼻息荒くなったのを今でも覚えてますw


息子がまだ小さかったから、母に子守をお願いしたり、主人に承諾を得たり、周りの人の協力を得て、私は裁判員裁判に参加することができました。


なのでね、不謹慎だけど、とてもワクワクした気持ちで最初は参加したのです。


だけど、刑事裁判の審理に参加するごとに、裁判員という責務の重大さに気づき、私ひとりの発言の重さを感じるようにもなり、なんで引き受けてしまったんだろう、、と、日に日に気が重くなっていきました。


事件内容は家族にも誰にも話してはいけないので、有罪か無罪かを決めなければならない期間はひとり事件のことばかり考えていました


悶々とする時間の中


「有罪か無罪かなんて決められないよ」


「人が人を裁くって、なんなんだろう。。」


そんな言葉が、常に頭をぐるぐるぐるぐる回っていたのを今でも覚えています




私の担当した事件は、家族間で起こったものでした。


被告人は夫。被害者は妻。


裁判員は、刑事裁判の審理に出席して証拠を見聞きし、裁判官と対等に議論して、被告人が有罪かどうかを判断していきます。有罪の場合は、さらにどのような刑罰を宣告するかも決めていきます。


なので、被告人、被害者、両方の声を聴いていきます。

様々な証拠写真もみていきます。中には、目を覆うようなものもありました。



起こった事件だけを客観的にみると、夫が悪い。



でも、


家庭状況、それに至るまでのあれこれを知れば知るほど

どっちが悪いのか、わからなくなっていきました。



旦那さんの方が可哀そう、ってみえてきて

それはしょうがなかったよね、と思ったり

旦那さんのことが不憫でたまらなくなったり


でも、


奥さんも怖かったよね、痛かったよね

そりゃあ、有罪になってほしいと願うよね

またやられたらって思うと怖いよねと思ったり、、



どちらの背景も知れば知るほどに

私はわからなくなっていったのです。




「一般的には」ありえない家庭だったかもしれない


「普通だったら」そんなことはしないかもしれない




一般的に、


普通だったら、


って何?





それでも、


どちらも、きっと

今までを、現実を、自分なりに精いっぱいに生きてきてて


どちら側からも


「そうするしかなかった」


っていう、


声なき声が聴こえたんだよね。




そうするしかなかったんだよね

そうすることでしか保てなかったんだよね

そうすることしか選択肢がなかったんだよね





それを、


なんの関係もない他人が、どう裁けって?



酷だ、って思いました。





有罪か無罪か。

裁判員としての私が決めた答えを言わなければならない日


私は、


「決められません」


って、正直に答えました。


なぜ決められないのか、その理由を話しているうちに気づいたら、泣いてました。




裁判長の方が、

そんな私を優しく眺め

こんな問いを投げかけてくれました。



「私たち裁判官が法廷で着用するこの法服がなぜ黒なのかを知っていますか?」




「わかりません、、」と泣きながら答えると、



「黒はどんな色にも染まることがない。黒という色は、公正さの象徴なのですよ」



そう笑って教えてくださいました。



そして、続けてこうおっしゃってくれました。



「ありがとう。私たち裁判官はどうしてもあなたのような気持ちを忘れがちになる。裁判員裁判の意味はここにあるなぁと感じています。」



こんなところで泣いて恥ずかしい、決められない私は情けない、と感じていた私は、

裁判長さんのこの言葉に救われ、心がふっと軽くなり楽になったのをすごく覚えています。

(裁判員裁判が終わった後、この裁判長さんの名前を新聞で見つけるっていう謎の追っかけしたな~w)




そんな私も

その後、数年が経って、

夫をこれでもかと裁きまくるのですがw



人が人を裁くって、



あなたは、どう思いますか?






ふと思い出した私の思い出話が

何かを考える、気づく、きっかけに繋がったら嬉しいです。





私たちはみな対等。


横に並んで

手をとりあって

歩けたらいいね^^



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ありがとう。


愛しています。


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