最後の家族旅行①
こんにちは
みき です。
この時期になると
必ず思い出すのが
「これが最後の家族旅行になるかもしれないしね
最後、家族4人で過ごす思い出をたくさん作ろう」
そう言って
家族4人で出かけた北海道旅行
2泊3日の旅。
でも、段々とその記憶も薄れてきてる気がして(笑)
なんとなく備忘録的に?残しておこうかなと思い立った今日
最近、講座やサポートなどで北海道の方と繋がることが重なり、北海道は私にとってご縁ある土地なのかもしれないなぁなんて思ったのもあって
今、鮮明に残っている記憶を忘れないうちに(笑)ちょこっと綴っておこうと思います
今、この年の暮れ
世間は賑やかに、そして忙しなくなって、心は落ち着きを失いがち
また、家族や親せきなど、近親者と過ごす時間が増えることで、なにかと苦しみ、悲しみが膨らむ時期でもあるかと思います
そんな中
自己再生・夫婦再生のために、踏ん張って、頑張って、あきらめないで、今を懸命に生きているあなたの、何かちょっとした勇気に繋がればいいなぁ~なんて、淡い期待もほんの少しこめつつ^^綴ってみようと思います
良かったら、お読みください!
*
夫の不倫発覚の年の
クリスマスの日の朝
もうふたり
別れるしかないね、って
その方向にむかっていた朝
子ども達に最後のサンタさんが来て
そして
すぐに最後の家族旅行に出かけた
あの朝の
私の複雑に揺れる気持ち
目に映る光景、夫の言動
今もそれは
鮮明に覚えています
1回目の水面下の後
「もうちゃんと別れた」
そう言った夫を私は信じました
もうこれ以上
私をうらぎるなんてこと
あるわけがない
そんな人じゃない
そこまでひどい人じゃない
もう大丈夫
絶対大丈夫
今度こそ・・!
そう毎日
自分を奮い立たせ頑張っていた
そんな私を
夫は感じとっていたんでしょう
「今年の家族旅行は北海道にしよう!
実はもう予約もとったんだ!クリスマスの日の朝出発の2泊3日!」
そう話す夫が
すごく楽しそうで嬉しそうで
そんな夫を見てたら
私も楽しくなって嬉しくなって
夫なりに
私のことを想って、気遣って
そして計画してくれた北海道旅行なんだなってこと
痛いほど伝わってきたから
それがもう
ものすごく嬉しくてたまらなかったよね
北海道は
私たち2人の思い出の地なんです
結婚して、夫婦として訪れた
思い出いっぱいの場所
そんな場所を夫が選んだっていうのも
そこには夫の、私たち夫婦に対しての深い想いがあるように思えて
私はものすごく感激したんだよね
夫と結婚して夫婦となり
ふたりで訪れた北海道で
カニをほおばりながら(笑)
私「今度来るときは、子どもと一緒に来たいねー」
夫「そうだね。そうなるかもねー」
そんなやりとりをしたこと
ずっと私は覚えてて
だから
それが叶うんだ
このタイミングなんだ・・
って、
なんだか感慨深くて・・
とにかくね、
私はすごく嬉しかった
あーこれでもう
本当に大丈夫になる
やりなおせる
不倫発覚前の
仲の良い夫婦に戻れるって
そう思えたから
・・なのに
クリスマスイブ直前に
2回目の水面下発覚
彼女へのクリスマスカードがでてきたのが、きっかけ
2度目ってきつい
ほんと、きつい
あれだけ、もう大丈夫って思え始めてて
北海道旅行も嬉しくて嬉しくて楽しみで
もう本当に大丈夫かもって
信じてやまなかった
その矢先の水面下発覚
壊れたよね
私、ぐちゃぐちゃに壊れたよ
そしたらね
夫が「もう無理」って
「こんなのはもう耐えられない」って
ボソッと言ったの
クリスマスイブの日
夫は連絡も入れず
堂々と夜中遅くに帰宅
「どこに行ってたの?」
そう私が問いかけると
主人は動じることなく
堂々とこう言い放った
「わかってるでしょ?彼女のところだよ」
その一言で
あー
もう決めたんだなって
私は悟りました
そして
「もう話すことは何もないから」
夫は私と目も合わせず、そう言って
その場を立ち去ろうとした
私は胸がキューって痛くなって
何とも言い表しようのない感情が一気にこみあげてきて
思わず
「こんなのは嫌だ!」って叫んでた
こんなのは悲しすぎる
こんなのは嫌だよ
せっかく夫婦になれたのに
こんな風に終わりになるのは嫌だよ
ねぇ、もう1回
ちゃんと話そう?
そんなことを私は夫に言った
夫は、少し考えて
私の元へ歩み寄ってきてくれた
そして
長い時間ふたりでいろんな話をした
その日
話し合ってわかったこと
夫は
彼女のことを大切に想っている
彼女とのことを真剣に考えている
そして
私たち家族のことも大切に想っている
私や子供たちのことも真剣に考えてくれている
ということ
両方、大切ってことだった
で
その時の夫は彼女を選んだ
「このまま俺たち一緒にいても
いがみ合って傷つけ合うだけだよ
そんなんで夫婦をやり直せると思う?
幸せになんてなれると思う?
もう
別れた方がいい
別れた方がいいんだよ
その方がみきは幸せだよ
みきを幸せにできる男は他にいると思う」
そう夫は私に言った
悲しかったなー・・
ショックだったなー・・
そんなこと言うんだ
そんなこと言わないでよって
私を幸せにできる男は
あなた以外にいるわけないじゃん!って
心の中で言い返したよね
その言葉を飲み込んだのは
夫の気持ちがもう固まっていたから
その時の夫は
もう彼女の事でいっぱいだった
私が入り込む隙はなかった
その話し合いで
私も「もう無理だな」って思ったの
降参
で
苦しいのを我慢して
悲しいのを感じないようにして
そんなの嫌だって気持ちを抑え込んで
笑いを交えながら
とりあえず別居からだね、なんて話をしたり
別れても子ども達交えて仲よくしようね、なんて話をしたり・・
今思うと、あの頃の私
蓋しまくりーー(笑)
なんか健気で泣けてくる
でもそうするしかなかったよね
笑って辛さをごまかすのが
私の癖
この時も
笑ってごまかさないと自分が保てなかったんだよね
そして、
だとしたら
北海道旅行どうする?
キャンセルする?
って話になって
もう明日出発だし
せっかくだから行こう
ってことに。
「これが最後の家族旅行になるかもしれないしね
最後、家族4人で過ごす思い出をたくさん作ろう」
そうふたりで交わして
家族4人で北海道旅行へ。
「最初で最後になるかもしれない」
そんな気持ちと共にむかった
家族4人での北海道旅行
「子どもたちのために楽しく過ごそう」
「子どもたちのために楽しい思い出をたくさん作ろう」
そんな
「子どもたちのために」を
チカラに、軸にして
私は家族と共に
北海道へとむかったのでした
長くなったので^^;
つづく
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