証拠品エピソード②~夫が私に書いた誓約書~
こんにちは
みき です。
昨日に引き続き
証拠品エピソード②
「夫が私に書いた誓約書」
綴っていきたいと思います!
・・・このシリーズ
なんだかみなさんの気持ちを暗くさせてしまうのではないかと少し不安ですが^^;
よろしかったらお読みください~
***
夫に誓約書を書かせたのは
たしか水面下1回目が発覚してそれなりに少し落ち着いてきた頃だったと思います
不倫発覚当初は、女はただの同僚だと言いはっていた夫でしたが
その後、すぐに女との関係を認めざるおえない状況となり
私の前で、女と不倫関係であることを認めました
そして
「女とはもう終わりにする」
そう言った夫の言葉を私は信じたのです
その頃は、私自身、夫が女に本気だとは思っていなくて
不倫といっても、ちょっとした浮気、遊びだったんだろう、という捉え方をしていました
魔がさしておかしなことになってしまい
そのままなんだか流されてしまったに違いない
そう信じていた
だってやっぱり夫は、私や子どもたちのことが誰よりも大切で
かけがえのない存在だと思っているに違いない
そこは、まだ固く信じていたから
だから
もう一度信じたのです
私を裏切り、嘘をつき
潔癖な私が一番嫌な事、傷つくであろうと予測可能であった事をした夫
でも嫌いになれなくて
別れることなんて考えられなくて
だからまた信じようと思ったのです
私についた夫の不倫という傷が癒えるまでには
かなりの時間が必要かもしれないけれど
また1から頑張ろう
そう思って
夫の「女とはもう別れた」の言葉を信じ、もう一度夫婦をやり直そうと頑張っていた矢先に
水面下が発覚
この水面下
不倫発覚の時よりも、心のダメージは大きかった
2度裏切られるって本当にきつい・・きつかった・・
そして
水面下が発覚したことにより
私は、夫は女とのことは遊びでも、ちょっとした浮気でもなかったんだ
本気なんだ!って思い込むことになります
もう私の自己肯定感は一気に崩壊ですよ^^;
私じゃないんだ
私じゃなかったんだ
私じゃダメなんだ・・・って
水面下発覚と同時に
私は一瞬にしてどん底のどん底まで落ちました
そして気がついたら
夫の手も、子供の手も振りほどき
「さようなら!」とその場から立ち去っていました
そこから逃げるように飛び出したのです
もうそこにはいられないと思った
私はいてもしょうがないって瞬時に思ったんだろうね
私はもう必要ない
もう生きていてもしかたがない
もう何もかも終わりにしたい
もう楽になりたい
夫に
「今までありがとう
私は幸せでした さようなら」
と道すがらにメールをし
泣きながら、意識は朦朧としながら
私は気がついたら死に場所を探して道を彷徨っていました
*
その後いろんな経緯があり(長くなるので割愛します)
なんとか死を選択することは免れ
翌日、私は離婚を決意して家に戻ります
玄関を開けたら夫が立って待っていて
「生きて帰ってきてくれてよかった」
と泣きながら私を抱きしめました
離婚を固く決意し家に戻った私でしたが
私を強く抱きしめながら話す夫から、愛情を感じたのです
あ、今この人、素直な気持ちで私に話をしている
本当の想いを語っている
私のことを本当に心配し、待っていてくれたんだ
そう感じたのです
そうしたら
ふ~っと力が抜けて
もう一度頑張ってみよう・・と思えたのです
もう離婚しかない、離婚する!って固く心に決めて家に戻ったのに
一瞬でそれは覆された
不思議だね^^
まぁ、人の気持ちってこんなもんよ~
この時に実感したわ(笑)
「嫌い」は「好き」の裏返しっていうけれど
本当に、その時その時で人の気持ちって変わるもの
今日は嫌いでも
明日は好きだったりする
それってあたりまえなんだよ
すべては表裏一体
どちらが表に出ているかの違いだけだからね
だから
私は結局、夫のことがやっぱり好きで
離婚を本当に望んではいなかったってことなんだよね
主人が私を抱きしめながら
「本当に女とは終わりにした。みきとやり直したい」
そう言ってくれた時、私の冷え切った心は瞬時に癒されたのです
主人の言葉が温かく心に染み入ったの
そして離婚しようという気持ちは溶けてなくなったのです
その時の夫の言葉が
主人の本心だと感じたからだと思う
あの時のあの瞬間の主人はありのままの姿だと感じたし
言葉が発するエネルギーからは愛情を感じたから・・
人って動物だから
肝心な時に大切なことは感じるようにできているんだよ
私は身をもってそう言える^^
*
すったもんだあったけど
夫婦をやり直そうと、また心に決めた私
でも
水面下という現実にぶちあたった私は
どんどん追い詰められていきました
誰よりも信じていた人に2度も裏切られるって本当に辛いこと
そのダメージははかり知れない
きっとその辛さは経験した人にしかわからないと思う
自己否定、女への恨み、夫への不信感は日に日に募り
妄想に駆られまくる日々・・
もう地獄のど真ん中での生活よね^^;
やっぱり私ではダメなんじゃないか
夫はやっぱり女の方が好きなのではないか
女のどこがそんなにいいのだろうか
女なんかこの世界からいなくなってしまえばいいのに
まだ女と続いているのではないか
今頃、2人で楽しく過ごしているのではないか
夫はまた私に嘘をついてるかもしれない
2度も私を裏切った人、また裏切るかもしれない
・・・・・
もうきりがないんだよね
次から次へといらぬ妄想が膨らんでいき
自分の思い込みで自分の首を絞め
自ら地獄のぬかるみにはまっていく日々
自分で自分を追い込み、自爆する日々
気がつくと涙がでている
気分がいつもすぐれない
生きることが苦痛に感じる
身体は常に重くだるい
ご飯は食べられない
夜は眠れない
この頃の私は鬱でした
先日、精神病理の勉強をした際にはっきり判明しました(笑)
そんな状態だったから
夫とぶつかることも多かったです
そしてまた自己嫌悪に陥る
だから私は安心したかったのです
夫がもう女と会わないようにしたかった
夫がもう二度と同じ過ちを犯さないようしたかった
ダメージを与えることで夫の自由を封印したかった
そう、すべては夫をコントールしたかったから
私は夫に誓約書を書かせたのです
「もう2度と女とふたりで会いません
みきの嫌がるようなことはしません
万が一、また、みきを裏切るようなことがあったときには
すべてみきの言うとおりにします
そして離婚ということになったときには
親権とすべての財産、決定権をみきに譲ります」
そんな感じの内容を夫の直筆で書かせました
(私が文面を指示して書かせたと思う)
もちろん、印鑑も押させた(笑)
先日、この誓約書を読み返した時
私、怖い女だわ~~と思った(笑)
私の、自分は正しい人間っていうエネルギーがバンバン出てて
怖い・・って感じた
だから
夫もこの頃の私は怖かったんだろうな~と思った
よく書いたな~とすら今は思う(笑)
でも
その時の私の必死さも感じた
そうでもしなければ、正気ではいられなかったし
なんとか夫をつなぎとめていたかったのです
女に夫を奪われたくなかった
家族を壊したくなかった
誓約書という形を得ることで
私は安心を得たかったのです
毎日、心休まる時などなくて
夫と幸せな夫婦再生が成し遂げられるという確証もなくて
不安で不安でしょうがなかった
誓約書は
私にとって「安心の形」だったのです
*****
結局
その後、誓約書を書いた後も水面下が発覚しました
誓約書を書かせたら
夫が女と別れるっていう保証はないのです
だから
女と別れさせるための手段としての効果は期待できないかも
誓約書書いたって
不倫をやる人はやるし
水面下を続ける人は続けるから
どんなに周りが何かを言ったって、何かしたって、無駄で
結局、相手をコントロールすることはできないのです
だけど
私のように
誓約書でもなんでもいいんだけど
私が「安心の形」を得たように
そうすることによって自分が納得できる何かを得ることができるのであれば
何でもやってみればいい
無駄かもしれないって思っても
やりたいと思ったらやればいい
自分の心の声にしたがって
すべては自分のために
何でもやってみればいいのです
その時の最善は自分が一番分かっている
だから
すべて大丈夫につながっていくから^^
自分の中の「こうしたい」を優先してね
何をすればいいとか、悪いとかはないです
あなたが決めたことが、あなたにとっての答え
一度きりの人生なのだから
なんでもやっちゃえばいいのです~~!
私
夫に誓約書を書かせたことは
今となってはおいしいネタとなっている(笑)
やっぱり
「起こることすべて、無駄にはならない!」
のです^^
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